「オーッス!燈弥、こっちこっち♪」



教室に入ると、圭吾が窓際の席に座って俺を呼んだ



その圭吾の後ろの席に座ると、圭吾がこっちに体を反転させる




「なんか、めっちゃ男子が盛り上がってんだけど」


「は?なんで」



圭吾は何か企んでいるように口角をあげた




「めちゃくちゃ可愛い新入生が入ってくるってな♪」



めちゃくちゃ可愛い新入生?



「それが何だよ」


「バーカ!まりあちゃんの事に決まってんだろ!昨日騒ぎになったからなー♪」



ホントかよ?



俺はクラスの男子を見渡す