「お前、なんか安心する」



「え?」





それは、どういう意味…?




「よく眠れそうだな」




燈弥はそう言って、私を抱きしめたまま眠ってしまった。




燈弥はズルい…。


いつもこうやって私をドキドキさせる。




私は燈弥の胸に顔を埋めた。


大好きな人の香り。

すごく安心する。



とっても温かくて、優しくて。




ねぇ、燈弥。


私、これからもずっと、こうしていたいよ。


燈弥の隣に、ずっといたい。



燈弥に私の大好きな気持ちは、伝わってるのかな。



伝わってるといいな。




そんなことを思いながら、私はゆっくりと目を閉じた。