カ、カッコイイ!!



浴衣がすごく似合ってる。

まだ乾き切っていない髪が妙に色っぽい。


こんなの反則だよぉ…。




「まりあ?」


「はっ…何でもないよ!」




見惚れて我を忘れてたよ…。




「親父の話に付き合ってたら遅くなった」



そうだったんだ。


のぼせたりしなかったのかな?




「なんか飲む?」


「うん!コーヒー牛乳!」




自動販売機で、燈弥に瓶のコーヒー牛乳を買ってもらった。




それを開けて飲むと、甘くて冷たい美味しさが体に染み渡って行くのを感じる。



「おいしー…」


「飲んだら部屋戻るか。湯冷めする」


「うん」




飲み終わったあと、二人で部屋に戻った。


…のはいいんだけど。



あの…。

これから部屋に二人きりなんですよね?



私の心臓持つかなぁ…。