「と、燈弥ぁあああっ!!」 思わず叫んだ私。 「ビックリした……なんだよ」 荷物の整理をしていた燈弥が、私の叫び声に何事かとやってきた。 「ダ、ダブルベッドなの!!」 「あー、そうみたいだな」 そうみたいだなって……。 なんでそんなに冷静なの!? 「一緒に寝る…んだよね?」 「だろうな」 もう、びっくりしすぎて何も言えなくなっちゃったよ…。 すると、ポケットに入れていた携帯の着信音が鳴った。 あ!お母さんだ!! 私は急いで通話ボタンを押した。