女の子達は燈弥にしか目がいっていないらしく、私の存在に気づいていないようだった。 私は燈弥の腕を掴んだまま、背後に隠れた。 隠れる必要はないと思うけど、なんとなく女の子達の顔を見たくなかったんだ。 「あの、もしよかったら私達と一緒に遊びません?友達を呼んでくれても構わないので!」 やだやだ。 私は不安で燈弥の腕を掴む力を強くした。