「つーか、知って何になるんだよ」


「え?ないしょ♪」



まりあは人差し指を立てると、それを自分の唇にあてた



……腹立つっ



俺はまりあを無視して、玄関を出た



数歩歩いた所で玄関が開いて、まりあが俺に声をかけた



「行ってらっしゃーい!!」



俺は振り向くことも、返事をすることもなく学校に向かった