「早沢 芹奈サン」



「あ?」



突然、開かれた引戸の前には、ニコニコと満面の笑みを浮かべる、黒髪メガネの、新入生…らしき男。



「俺と付き合ってくださいっ!!」



「「「「は?」」」」



突然の告白に、その場にいた全員が一瞬にしてポカンと口を開けた。