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「………はぁ、はぁ…っ」



走り疲れたわたしたちが
ついた場所は普段は生徒立ち入り禁止の屋上だった。



「な、なにも、鍵、壊してまで
入ることは、ないんじゃないで、すか?」



まだ息が整わないわたしは
言葉も途切れ途切れだ。




「いいんじゃね?もうさっき廊下走って教頭に怒られたし」 



にっと、先生は白い歯を見せて
爽やかに笑った。




だからその顔は
反則なんだってば…


心の中で呟く。