鈍感彼女 不器用なあいつ 【続】




いや、実際には、違った




紘がいた




1人になったあたしのそばにずっといてくれた




こんなあたしといることで、紘が嫌われるのは嫌だった



でも、自分が1人になる方がもっと嫌だった



ずるくて、弱い自分




紘の優しさに甘えてしまった



それから、ずっと紘はあたしといてくれた



だからといって、紘が嫌われることはなかった



小学校を卒業して、中学生になっても紘は一緒にいてくれた




でも、あたしは歳を重ねるだけで、前に進めなかった