「ゆーちゃーん」



クラスの男の子に呼ばれた


「なぁーにー」



そのことは仲が良かったわけではなく、少し話したことがあるくらいの感じだった




「どーしたの?」


なんだか、オドオドしてるみたいだった


周りには、その男の子の友達がたくさんいた




「なのね、ゆーちゃんのことが好きなんだ」


この時、恋愛感情なんて知らなかった



だから


「ありがとー」



ニッコリ笑って返事をした




仲のいい子だったらあたしも好きだよーって答えてた


でも、その子のことは別に好きじゃなかった