鈍感彼女 不器用なあいつ 【続】



うん、さっき、紘を見たのは気のせいだ


あたしここんな恥ずかしい姿は見られてない



そんなことを自己暗示して、歩いていたら



ガシッ


腕を掴まれた


後ろを見なくても誰が掴んでいるのかわかる



この手のぬくもりはあの人しかいないもん



「由宇!!」



少し、怒りのこもった声で呼ばれ、ゆっくり振り向く…



そこには、わかりずらいけど、確かに怒っている顔の、思っていたとおりの人がいた