「あたしなんか、じゃなくて、由宇がいいの

由宇以外なんて、考えられない」



紘は、あたしの目を見て言ってくれた




嬉しくて、涙がでる




「紘、ありがとー」


「もー、由宇、泣き止めよー」


「ん」


がんばって、涙を止める



お互いに目があって、笑い合う



「そろそろ、教室に戻るか?」



「うん」



手を繋いで、あたしたちの教室まで向かう



こんな、幸せな日々がいつまでも続きますように