次の日




学校の玄関で君と会った



「双葉ちゃんおはよう?」


目が腫れてる様な気がする


前髪で隠れててあんまり分からないけど



「あ、健人君おはよう」


双葉ちゃんは優しく微笑んだ



「一緒に教室まで行かない?」



そう誘ったのは、



僕はじゃなく双葉ちゃんだった



少し驚いたけど


何だか嬉しくて



胸の鼓動が急に速くなった


「うん!」


おもわず笑みが零れそうになって



必死に口元が緩まるのを抑える



「葉くん今日遅刻だって」


笑いながら話す君



どこか悲しそうに可笑しそうに


笑う君を見てると


君を守ってあげたくなるんだ


最近、ずっと頭が君の事でいっぱいで



ねぇ、双葉ちゃん



これって恋ですか?