学校が終わって



双葉ちゃんと一緒に帰ってる時




双葉ちゃんが僕に言いたいことがあるといってきた




「あのね、私ね健人君と付き合うことになったの」




君の一言が胸を締め付ける




「・・・、じゃあ僕はダメだったの?」




「ごめんね?」



悲しく目を伏せる



「いいよ、あごめん僕本屋行きたいから」




そう言って



走りながら自分の家に戻る



自分の部屋に入ると



ベットに倒れこむ



「なんで、いつも僕じゃないんだよ」



双葉ちゃんから誕生日にもらったぬいぐるみを投げる




((パリーン



と言う音と一緒に




飾ってあった写真たてが机から落ちる




双葉ちゃんと入学式に撮った写真




「葉くんなんか、大嫌いだ」



君の中の僕はきっと優しくて頼れて




でもね、本当の僕はそうじゃない




本当の僕だけ見てよ



双葉ちゃん