ヤンキー×お嬢様


「・・・アンタ、何なの」

「え、あたし?」

おまえ以外に誰が居るの。

「勝手にのこのこ着いてきてさ」

「そ、それは・・・」

「絡まれてるなぁ、って思ってたらアンタがお嬢様だったし?」

「そそそ、それは・・・!」

「助けてやったら、私の家までズカズカ入ってくるし?

夕飯ご馳走になっているし?」

「・・・」

私が問いかけ続けると、俯いて黙った。

「・・・神山?」

「ーーーーーーじゃん」

神山が言ったボソボソした声は全く聞き取れず、思わず「は?」と聞き返した。

すると、

「アンタが、仲良くする気がない言うからじゃん!」

顔をあげた神山の顔は悲惨で、目に涙を浮かべすごい剣幕で叫んだ。

「何なの!?

アンタ馬鹿なんじゃないの?

テキトーに女子と仲良くしとけばいいじゃん!

なのに何で、アンタは拒絶すんの!?」

何となく分かった気がした。

今まで神山は、友達を作ってこなかったんだ。

いつも、上の辺の友情だったんだ。

なのに私は、上の辺の友情でさえ拒絶した。