ヤンキー×お嬢様


やはり、そうなのか。

「えぇ、絶対美味しいですよぉ!

あ、じゃあ今日は夕飯はご馳走になりますね?」

と、すぐに座る。

「ほら、美雨。

愛華ちゃんのために早く、夕飯作ってあげなさい



携帯の液晶画面に目を向けながら話す父さん。

ちらりと覗くと、

『外食してこい』

と書かれた文面が送信された画面だった。


ユイ、ごめん。




ーーーーー


「美雨ちゃんって、お料理上手なんだね!」

「・・・この部屋の壁厚いから、父さんには聞こえないよ」

「あ、そうなの?」


やっぱりな。

何故か、神山のリクエストそばをわざわざ作ってやったにも関わらず、私の部屋にのこのこ上がってくるこいつ。

そう、神山だ。

第一印象は、クラスの中心にいる人気者で優等生だった。

が、今では私をストーカーしたりお嬢様だったりぶりっ子だったり、意味が分からない。