あたしの返事を合図に、電話を切った千恵ちゃん。

スマホを片付けて、鏡で全身をチェックしてから家をでた。




「......今日は目覚めるかな」



病院に到着すると、中は程よい温度で保たれていた。




あたしは、迷うことなく颯太の病室へ向かった。