君色【完】














一瞬だけ、世界が止まったように感じた。









「───きゃぁぁぁ!」




次に聞こえてきたのは、誰かの悲鳴。



気づけばあたしの身体は、先程あるいていた横断歩道から少し離れていて
あたしは、しりもちをついたときのような状態であった。