君色【完】










ほのかに赤くなっていた、キスマークが目についた。

安藤にされたんだろう。




「...え?」

「......っ」




それをみて悔しくなった俺は、絵梨を思いっきり抱きしめた。



「拓人...っ」

「...絵梨は悪くない...」

「......」

「...悔しい......」

「え?」

「俺の絵梨にこんなことさせやがって......」

「拓人...」