ー美し桜と乱れし鬼ー

「あのなぁ、奏華ちゃん。病人だからおとなしく…「やぁあああああああああ!!!!」





奏華ちゃんが屯所中に叫び声をあげた。






「うるせぇぞ!!」



「何叫んでるんですか〜」





その声を聞いて土方さんと総司がやってきた。




「いやぁ、これには深い訳があってよぉ…」




「言い訳なら後で言いやがれ!何があった?」




「その、薬の水を間違えて酒にしちまって…」




土方さんの顔がだんだんと険しくなってくる。




「それで酔っちゃったって言う訳ですね?」




総司はそんな事を軽く流す。




「原田ぁ…。後で覚えておけ」




土方さんの説教が始まるのはまだ先の事で良かった…。