ー美し桜と乱れし鬼ー

「…へ?…っあ!あの、近藤さんに墨を土方さんに渡してくれという事で…」




私は急いで墨を出した。




「あぁ、ありがとな」



そう言って、少し頬を緩ませた。




…なんだろ、この気持ち。



その姿に胸が少し高鳴った。





「ひっじかたさーーん♪遊びましょう♪」




この人、空気読めない…。




そんなの気にせず、勢いよく入ってきた沖田さん。