その夜、俺はまた由梨花の夢を見た。


たまに、出るんだよな♪



そんでいつも、何かを言ったら
ふっと消えていく…

まだまだ、伝えたいような目をしてさびしそうに…消えていく…





今日もまた…
由梨花は、少し話した。
「まさ…知らない方がいいことも、
あるんだよ?
まさは…なにも知らずにいても…
いいんじゃないかな…
ま、私が言うことじゃないんだけどね…
まさ…私のこと、忘れていいよ…
つらいでしょ…だから、いいよ…」
そういって、消えた…
いや、言い方を変えると、
今日はいつもとは違った…


暗闇のなかに、走っていった。




知らない方がいいこと?
それって…
ドナーのことか?




あぁ~もうっ!!
なんなんだよっ!!