「……。」
ていうか、ていうか……、若菜さんと梢ちゃん、めちゃくちゃかわいいんですけど!!
完全に若菜さんと梢ちゃんに目を奪われている私に反して、佐山さんと先輩は何事もないような様子でメニューを開く。
男性陣の態度に対して、さらにぶーぶーという声は大きくなっていって。
ど、どうしよう……。この感じ、かわいすぎてすっごいツボなんですけど……!
どうしてもウズウズが堪えきれなくなった私は、口を開いた。
「……佐山さん、独り占めしてるなんてズルいですっ」
「は?」
「いいなぁ~。私も若菜さんと梢ちゃんが家に欲しいです! いや、ものじゃないからもちろん無理なことはわかってますけど、こんなにかわいかったら、毎日萌え萌えでウハウハの生活じゃないですか~! 羨ましすぎます! ズルい!」
「……」
「……ぶはっ!」
拳を握ってそう力説すると、隣から吹き出すような笑いが聞こえてきた。
その方向に顔を向けると、そこには手の甲で口元を押さえて、くくくっと笑いを堪えている先輩がいた。
え。私、何か変なこと言った?

