「──却下。」
「っ!」
飛んできた言葉がグサッと心臓に刺さった気がした。
企画の仕事がそんなに簡単なものじゃないってわかっているし、期待なんてしていなかったはずなのに、何故かショックを受けている私がいる。
やっぱり、私には企画なんて無理なんだ……。
「──このままでは、ね」
「……え?」
「企画だから、確かに可能性は無限大だ。でも、価格設定とか材料費とかイラストを使うならイラストレーターとか、その辺りをもっと掘り下げないと。もちろん他社の商品を調査する必要もある。今までずっと見てきただろう? 1日やそこらで企画書は書けるものじゃない。これは“こういうものがあったらいいな”という理想書であって、企画書じゃない」
「……はい」
「どこが魅力なのか、どこが難しいのか、どこを工夫したらいいのか。実現可能なのか。もちろん、そこには実現が難しいものもあっていい。どんなことでも可能性はゼロではないから。そこまで考えて検討した上で、また企画書を出して。ちゃんと営業にも提示できるものとして」
「はい……って、え?」
今、何て言った……? 「また企画書を出して」って聞こえた気が……。

