「隼人とはもう寝た?」
「……ふぁいっ!?」
三神さんの口から出てきた予想すらしなかった言葉に、私は和風パスタを食べていた手をぴたりと止めてしまう。
……今、“寝た”って聞こえたんだけど……き、気のせいかな……?
「付き合ってるんだし、聞くまでもないわよね……。隼人って結構肉食だものね。すごく大事にしてくれるでしょう?」
「……っ」
肉食ってことは……“寝た”って言葉は気のせいじゃない。
若菜さんは先輩のことを“受け身”だって言ってたけど……もしかして、相手が三神さんだったから“肉食”なの……?
……“本当に”好きな人だから?
好きな人には早く触れたいと思うのが、きっと普通だもんね……。
もやもやと考えれば考えるほど、気持ちが落ち込んでいく。
でも、何でわざわざ私にそんなことを聞いてくるのかな……。
その時、私ははっと気付いた。
「付き合ってるんだし」って言ったよね!?
三神さん、私と先輩が付き合ってるって勘違いしてるの!?
とんでもない誤解を慌てて否定しようと思ったけど、三神さんのにっこりと笑った表情に圧されて、私は話し出すことができなかった。
「隼人、エッチ上手いでしょう?」
「……ええっ!?」
三神さんはにっこりと笑ったまま、さらに私を焦りに追い込むような言葉を発してくる。
それに対して、やっぱり慌ててしまった私は、カチャン!とお皿とフォークをぶつけてしまった。
み、三神さんって、見かけによらずオープンな人だ……!

