流れる星を見つけたら


例の食事会から 丁度一週間。

ジュエリーショップはランジェリーショップに変化した。

「似てるけど違う」
仕事が終わり
サンドイッチ占いのお姉さんと鉢合わせ一緒に帰る。
ビルの玄関まで出て外の空気を吸いながら、お姉さんを鑑賞。

今日も素敵にゴズロリ。
総レースの上底靴って
どこに売ってるんだろ?通販か?

「お食事でもどう?」
誘われたけど
昨日まとまったお金を家の借金返済に充てたから、あまり財布に余裕が……

「社長のおごりよ」

「行きます」即答。

ってゆーか社長?

「社長って?俺様マー君?」
いつの間にそんな仲に?

「そうよ。ついでに例の刑事さんも一緒」
お姉さんはニッコリ笑う。

「あいつも来るの?」

「ええお友達ですもの」

トモダチ?

「じゃぁ私は遠慮します」
ワザと嫌な顔をして
その場から逃げようとすると

「ここで待ち合わせしてるの。すぐ来ると思うわ」

その言葉は呪文なのか

目の前に
邪悪刑事が現れ

私の顔を見て
おもむろに嫌な顔をする。