-佑希-



智流君のあの淋しげな笑顔を忘れられないまま4ヶ月がたっていた。


智流君と初めてあった初夏とは違って肌寒い時期になった。


あれから智流君がウチに来たことがなかったし、たまたま会っても挨拶するだけだった。



「最近…というか、随分前からだけど佑希と智流君が一緒にいるのが少なくなったよね」


亜依が唐突に聞いてきた。


「うん。そうだね」


智流君と会えない日が続いていて、淋しかった。