賢哉は兄貴としょーたが付き合ってるって知らない。 だから、なんだか気まずいのだろうしょーたの姿を、俺はとりあえず黙って見守る。 「ゆう、本当にいいの?」 そんな俺の頭にポンッと手が乗せられ、 兄貴の方に無理矢理頭を回された俺。 地味に首が痛い。 「いいよー。 だけど、俺ずっと聞かせてもらうから(笑)」 俺はニヤリと笑う。 俺が今日しょーたを家に連れてきた理由。 それは――。