「常磐悠くん、だよね?」 「……は、はい」 二度目の問いかけに顔を上げた俺は、 目の前の背の高い人物に対して一コンマ置いてから返事をした。 だって、 「なんだ、顔青いぞ?」 「そそそ、そんなことはないです(ガクブル)」 髪の毛がね、まるで血に染まったかのような真っ赤な色をして、 ピアスの穴がたくさん開いた強面にーさんが立っていたのですよ。 顔、傷だらけだし、、ガクブル。