「おわっ」 ベッドから立ち上がろうとしたところで俺は腕を掴まれてベッドへと体を沈められた。 何事かと驚いて目を見開くと、俺の上に芽衣がのそのそと布団ごと伸し掛かってくるのが分かった。 芽衣は俺の顔の目の前でにかっといたずらっ子のように白い歯を見せて笑って見せた。 まったくこの子は…… あきれながらため息をこぼすと、ため息を遮るように唇にやわらかいものが重なる。 さらに驚いて一瞬、思考も動きも停止する。 こ、これはあれか? キス……ですか??