ガタタタタターっ。

私「いったあー。」

お母さん「由那っ?!あんた朝からなにやってるのよーっ。」

私「なんでもないよー!いってきまーす!」

お母さん「気をつけ…」

ガチャンっ。

川上由那(かわかみゆな)

私「おっはよーん!」

咲「由那遅いよーっ。遅刻しちゃうよー!」

私「ごめんごめん!朝から階段から落ちちゃってさあー。」

白石咲(しらいしさき)

咲とは中学校からの友達で私が通っている楼葉学校にも咲と同じ高校に行きたくてすごく勉強して入れた高校だ。

私「それよりさー、今日期末テストの順位貼り出されるんだってね!私今回こそは一位になれるかな!」

咲「あんたには無理よ。私ですら不安なんだからねーっ。」

高校に入って二回目のテスト。
咲は一回目のテストで二位という成績を残していた。

そんなくだらない話をしているとあっという間に学校についた。
私と咲は同じクラスで一年三組。

「おはよーん。ねえねえ、もう順位張り出されてるみたいだよ!」

そー言って飛びついてきたのは高校になってできた友達。
市川あいら(いちかわあいら)

私「まぢでっ⁈咲!見に行こう!」

そう言って由那は咲とあいらの腕をひっぱり張り出されてる場所に向かった。

そこにはすでに沢山の人がきていた。

私「うーん。見えないよーっ。」

あいら「由那はチビだからなあー!」

私「…っ?!」

あいらは背が高くて大人っぽくて髪は茶髪でめっちゃ可愛い。
だから反論ができない。

私「あっ!咲二位じゃんっ!」

咲「また二位かあ~・・・。」

一位はいつも高嶋大輝(たかしまだいき)

私「ねえねえ。高嶋君ってどんな人なの?」

高嶋君って人は知ってるけど実際一回も見たことがない。

あいら「あー大輝?あいつはねーイケメンだよーっ。まあ私は小学から一緒だからなんともおもわないけどねーっ。」

私「そうなんだあー。」

咲「ちょっとライバル心でるーっ。」

そんなこんなで三人で世間話をしていた。

あいら「あ、ようっ!大輝相変わらず頭いいんだねっ!」

あいらが話しかけた方を見るとそこには高嶋君…?と思われる人がいた。

高嶋「あたりめぇだろっ!お前は相変わらずばかなんだなあ~っ!」

確かに高嶋君はかっこいい。
なんか、あいらが大人っぽいのにそれ以上にしっかりしてそうでなんかお似合いカップルみたい。

ん…?高嶋君の隣にいる人は誰?
なんかすごくかっこいい。
女の子に話しかけられてて笑顔が爽やかすぎる。

高嶋「君が白石咲?」

咲「あ、うんっ。」

高嶋「ふーんっ。ま、俺に勝てる事はないかなっ!よろしくなっ!」

咲「あ、よろしくねっ♪」

あいら「ねー大輝ーっ」

なに今の。
由那は違和感を覚えたものの気にせず咲と2人で教室に戻った。

チャイムが鳴った。
そのまま何もなくお昼の時間になった。

あいら「ねえねえ!お昼大輝達と食べる約束しちゃったんだけど2人もいくよねっ⁈」

私・咲『えっ⁈』

あいら「きまりーっ!屋上いこう!」

あいらに連れられて2人は屋上に行った。

そこにはすでに高嶋君と朝隣にいた男子がいた。

高嶋「よっ!翔平も待ってたぞおー⁈」

桐谷翔平(きりたにしょうへい)

桐谷「あ?お前なーっ」

高嶋「あーわりいわりい」

そんなことが目の前で繰り広げられてあいらは2人の間に入っていった。