残業続きの日々。 そしていつの間にか、彼女とのすれ違いな生活はかなり深刻な物になっていた。 このすれ違いな生活を少しでも解消するために始めた同棲だったが、 それがかえって仇となるとは思わなかった。 一緒に暮らせる。 そうすればすれ違いな生活にもピリョードが打てる。 そんな安易な考えから提案した同棲。 ふたりの時間がもっと濃密になると思っていた。 いや、思い込んでた。