蓋をあければ、まだ少しだけ冷め切らないお粥があって、その小さな手紙と伴に余計に俺の虚しさを煽った。
彼女の望んでいたことは、本当にこれだったのか?
そんな疑問すら浮上しだす。
もしもまだ間に合うなら、俺の気持ちを最後に伝えたい。
たとえ、もう君に届かなくても、今まであまり君に伝えなかった気持ちを伝えたい。
手遅れだって構わない。
君に迷惑をかけるかも知れない。
でも……、
そう思ったら、俺はなりふり構わず部屋を飛び出してた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…