蓋をあければ、まだ少しだけ冷め切らないお粥があって、その小さな手紙と伴に余計に俺の虚しさを煽った。




彼女の望んでいたことは、本当にこれだったのか?




そんな疑問すら浮上しだす。



もしもまだ間に合うなら、俺の気持ちを最後に伝えたい。




たとえ、もう君に届かなくても、今まであまり君に伝えなかった気持ちを伝えたい。




手遅れだって構わない。


君に迷惑をかけるかも知れない。



でも……、





そう思ったら、俺はなりふり構わず部屋を飛び出してた。