彼女の荷物が運び出される日。 引っ越しの日。 俺は何故か体調を崩し、いつものソファーで寝そべっていた。 彼女はあの日以来『お兄ちゃん』の家で暮らしはじめた。 だから今彼女はいないが、時期に彼女は現れる。 その前にこの家をでなければ…、 そう思うのに、身体が思うように動いてくれない。 それでも、最後ぐらい彼女に醜態は曝したくない。 ピンポン と呼び鈴が鳴る。 彼女と引っ越し屋さんの登場だ。