そう思われていることは、 凄く嬉しい。 だけど、あたしはまだ諦めきれてない。 悼矢さんを少しでも見てしまえば、 あたしはきっと諦める気持ちも忘れて好きだって思ってしまうだろう。 それじゃぁ・・・駄目なのに― 「沙奈ー!!」 「今行くー!!」 とにかく、今はそんなことを考える前に、 目の前の仕事終わらせないと! あたしは頬を軽く叩いて、気合を入れる。 ―よし。