オーダーを取って、
急いで頼まれた注文を言いに裏方に回ろうとしたら、
サッカー部の2年生でDFの
高村健悟(タカムラケンゴ)先輩が現れた。
健悟先輩は、人懐っこくて明るい人。
お兄ちゃんとどこか似ているところがあるんだけど・・・
でもあたしに必ず話をかけてくれる先輩で、
廊下ですれ違ったら挨拶をしてくれる。
「あ、こんにちは!」
「うん!あんさー、ちょい時間ある?」
何か用事でもあるのかな・・・?
でも、あたし今はマネージャーやっていないし・・・
お兄ちゃんからの伝言とか?
あたは、まず注文してくれたものを裏方にいる人に伝えてから先輩の所に。
「少ししか時間がないんですけど・・・
いいです、か?」
「大丈夫☆
回りくどいことはあんま言いたくないから、
単刀直入に言っちゃうね」
「は、はい?」
「サッカー部のマネジに戻って欲しいんだよね!」
「あぁ、サッカー部のマネージャー・・・
って、え!?」
ついつい乗りツッコミをしてしまったあたし。
何で、そんなことを急に言ってくるの!?
あたしの頭の中は混乱状態。
ポカンとした顔をしていると、
健悟先輩が笑いながらあたしの頭を撫でる。
「沙奈ちゃんって、何か猫みたい☆
ま、俺それを言いに来ただけだから帰るわ!」
