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「キャー!!本物、本物!!」
「すいません!
お好み焼き1つ、たこやき2つください!!」
文化祭が始まってから10分足らず。
俺たちはすでに、かなりの量の汗を掻いていた。
鉄板が熱くて、その熱が体に伝わって暑い。
けど、それだけじゃねぇ。
「裕大!ソース、ソースくれ!!」
「あいよ!
つか、何だよこの人、人、人!!!」
鉄板のせいだけじゃなくて、
人が密集しているから暑いのもあった。
「はい、お好み焼き!」
俺がパックにお好み焼きを入れて、
渡そうとした時、手を握られた。
「!?なん!?」
