それから懸命に
マネージャーの仕事を頑張ってくれた。
やらなくていい所まで、
沙奈ちゃんはこなしてくれて、
俺たちが練習しやすいように、
過ごしやすいようにしてくれた。
だから、そうやって仕事をしてくれた沙奈ちゃんが
必要になるのは分かる。
俺も、実際いて欲しいと思う。
でも、俺たちの一方的な思いだけじゃいけないんだ。
何にでも、お互いの気持ちが重なり合った、
“相思相愛”っていうものが必要で。
沙奈ちゃんの気持ちが分かればいいんだけど・・・
話に、行くか・・・?
心を落ち着かせようとするも、
動揺が止まらない。
・・・俺、何で焦ってるんだよ・・・
裕大の近くにいた准が俺のところに来る。
「悼矢は?」
「・・・は?」
「だから、沙奈がバスケ部に盗られてもいいかって話だよ」
