パラパラとノートを捲ると、
懐かしさに心が締め付けられる。
・・・確か、ここら辺のページに
悼矢さんが書いてくれたのがあったな・・・
“スコアブックは綺麗書くように!
下手だと怒られるよ笑”
「ふふっ・・・悼矢さん笑いながら、
こんな事書いてたっけ・・・」
「沙奈ー、まだー!?」
「今行くー!!」
ノートを閉じてバックを持って下に降りる。
亜衣はすでに玄関で待っていて
髪形をチェックしている。
あたしも急いでブーツサンダルを履いて外に出る。
「うわ・・・本当に暑い・・・」
「でしょー?
もうせっかく化粧したってゆーのに崩れるー・・・」
「ねぇ・・・あたし達、勉強しに行くんだよね?」
「うん?でも、出会いがあるかもじゃん!?」
「・・・彼氏いるくせに・・・」
「それとこれとは別なんですぅ!」
頬を膨らませながらあたしに言う。
そんな亜衣を見て、あたしは笑った。
