「ちょっ……漫画まだ読んでないのに!」 「俺がいんのに他の男が見たいわけ?」 「えっ?……」 「お前は俺だけ見てればいいんだよ」 ―――ドクン。 さっきまで無愛想だった爽汰が、いきなり怖い顔してそんなことを言うものだから。 私は心臓の早くなる鼓動音しか聞き取れなかった。