「龍太、何度も言わせるな!ライトの位置が違う!」

「はい!」


「それじゃない!こっちだ!何やってるんだ」

「はい。すみません」


何度も頭を下げる。

重たい荷物を運ぶのも当然、アシスタントの役目。

父親とはいえ、仕事になるとまるで別人。

プロだよな…。



クタクタになりながら仕事を終え家に帰る日々。

「お疲れさん、龍太」

「…お疲れさんっす」