龍太からの連絡がなくなって、もう半年以上。


月曜日だけだった私達の関係は

ある日、突然断ち切られた。


どうして?

なんで急に?


何度電話をかけようと思ったかしれない。

だけど、その度にかすめるのは龍太のあの言葉。


“束縛するな”“詮索するな”


無理やり大人の女を演じていた私は

どうしても電話をかけることができなかった。



そして、頭をかすめたのは


いなくなる直前に見かけた

高校生らしき女の子たちのこと。


あの日の龍太の表情を

今でも忘れることができない。



もしかしたら、あの日からわかっていたかもしれない。


こんな日が来ることを




そして―――――…

新しい生活にも慣れ始め、新年を迎えたある日。