高校―――…

また行けるのか…。

でも―――――

「もしも…だ。まだなにも決まってないんだからな」

おっさんはそう言ったけど

行けるなら…行きたい。


だけど、また…悲しませることになる…。

寂しい思いをさせてしまう。

離れなくちゃいけなくなる。


正直、迷っていた。


おっさんの言う通り、まだなにも決まってはいない。

だからまだ



―――…言えない。

でももしも…本当に自由になれるなら。


ごめんな。

俺、行くよ。


たとえ

遠くに離れてしまうことになったとしても―――…。