「あー、じゃあさっきの続きを…えーっと金曜は、えー竹内君と沖本君の2人で決まりでいいかな?」

「はい」

はっ!!そうだった!彼と一緒の金曜にしようと思って手を挙げたんだった。

「はい!…私も金曜しか空いてないんでお願いします」

そうよ!金曜しか空いてないことにすればいいのよ!

我ながらアッタマいい~…なんて感心している間に

わりとすんなりと金曜日の当番にきまった。

これからは毎週金曜日の昼休みと放課後に彼と一緒に過ごせるんだ。





けれど、これが波乱の恋の幕開けだなんて、このときの私は知るはずもなく……




嵐の金曜日の始まりだった。