Kiss Kiss Kiss

もしかして前 司が言ってた
朝陽さんのおこぼれって こういう人なんだ……。

マジに綺麗な人ばっかり……
私に勝ち目があるとは思えず……。

「いいな~朝陽さんのお世話できるなんて
うらやましすぎだわ。」

「司さんのお友達・・・・ですよね?」

「うん まぁね。
今は司のお友達……。
瀬崎 朝陽 の大ファンなの。」

「そうですか。」

とりあえずとぼけておこう……。


「朝陽さん 素敵よね。」

「はい 素敵な方です。」

「だよね~~~ホントに素敵な人
素敵な人は独り占めできないんだって
よくわかったわ。」

悲しそうに言った。


「独り占めですか?」

「うん 公平に素敵さを分けてあげないと…
ダメみたいね。
司が朝陽さんの分身だなんて
ホントに奇跡だなって思う。
司のお母さんって人尊敬するわ。」


さっきまでいたけど………


司が出てきた。

「悪い やっと見つかったプリント~~」

そう言うと
「じゃあな。」と言って助手席に乗り込んだ。

「じゃあね 可愛いお手伝いさん~」

そう言うと車は司を乗せて走り去った。