突然嵐が訪れた。

午後のコーヒーを朝陽さんに持って行った時
インターフォンが鳴った。

「はい。」

「瀬崎はいる?」

「え?」

カメラに映ったのはとてもきれいな人


まさか美女チーム員?
心臓がどきどきした。

「どちらさまですか?」

「真澄って瀬崎に言ってもらったらわかるわ。」


中庭でコーヒ-を飲んでいる朝陽さんに声をかけた。

「真澄さんって方が……」

言いかけたところで 朝陽さんが動き出した。

「あの……」追う私を振り切って
玄関のドアを開けた。


「朝陽~~ひさしぶり~~!!!」

目の前で朝陽さんに女が抱きついた。

「会いたかった~~」

私はショックのあまりに倒れそうになった。

「相変わらず嵐のようなやつだな。」

「朝陽は特別だもの~~~それで司は?」

「まだ寝てるよ。」

「ね ずいぶん若いお手伝いさんね。
あなたの趣味?」

「元気をもらってるよ。」

女は朝陽さんから 体を離して
私をジロジロと観察するように見始めた。


何?感じ悪いんだけど!!!