Kiss Kiss Kiss

「ゴルフだろ?ゴルフだろ?それから……」

「それから?」甘い声

「ゴルフだよ……。」
朝陽さんの声も 何だか甘い

私は不安にかられて身体が固くなった。

「嘘……」

「何が嘘?」

大人の会話・・・・・・


「ゴルフでしょ ゴルフでしょ
それから私……」

盗み聞きって罪悪感とともに
おかしな興奮が入り乱れる。


「ん~~~こらこら
仕事場だぞ………。」

「先生に会いたくて死にそうだった……。」

「それはそれは光栄だね。」

「先生のこと考えると……たまらなくなる……。」


本当に切なそう声だった。

「私もやっと仕事から解放されたし
今夜はパーっと盛り上がるかな~~~!!!」

「ウフフ……どこまでもお供させてもらいます。」


私は慌てて影に隠れた。

朝陽さんが出てきたら 江上さんが出てきた。

「今度のお手伝いさん 若くて可愛いですね。
悪いことしちゃダメですよ。」

「息子と同じ年だよ。
それに昔の知人の娘さんなんだ。」

「そうなんですか。
それじゃ大丈夫ですね。」

何が?何が大丈夫なの!!!!

朝陽さんがリビングに入って行ったのを追った。