Kiss Kiss Kiss

朝陽さんの指が髪の毛を耳にかけた。

心臓が口から出ちゃいそう・・・・

静寂すぎて息を吸うのも我慢する。
優しい指は耳たぶに触れる。


この甘い拷問は………
幸せなんだけど 意思表示できないこの
もどかしさ……

次の瞬間
朝陽さんの唇が耳たぶに触れて
ピアス周辺に神経が集中

朝陽さんの息が 耳にかかって
思わずくすぐったさに身をよじる。


「ん~~~」

だけど朝陽さんは もっともっと
耳を刺激するから

私の声もかなり甘ったるくて……
いやらしい感じ

朝陽さんと私 こんなことしてる……
いいの?


いいよ~~~


だって何だかとってもエッチ……
朝陽さんの手が私の頬に添えられた。


もうたまんない!!!

「ありがと~何かいいものが書けそうだよ。」

「え?」
もう終わりですか?と言いそうになった。

「夕日ちゃんの甘い声……
よかったよ~~」

そう言って私を膝から降ろした。

もっともっと甘い時間に酔いしれたかったのに……

「いつでも力になれることがあったら
言ってくださいね。
朝陽さんの力になれるなんてめっちゃ幸せです。」

「ありがと。
心強いよ。夕日ちゃんなら
いいきっかけをたくさん与えてもらえそうだな。」

男の人も色っぽいんだ……たまんない~~~っ!!!