Kiss Kiss Kiss

「あ おはようございます。」

「なんて顔してんの?」

「だって朝陽さんが行っちゃって
何しようかなって……司さんも食事いらないって?」

「いいよ 適当にするから。」

「そう言われたら私はどうしたらいいのか
かえってわからなくなるわ・・・・・。」

「俺も今日は帰って来ないと思うから。」

「え?私一人?」

「だな。」

「え~~~一人なの~~~
怖いじゃん一人って こここんなに広いのに…
泥棒とか入ったら……」

首を振った。

「戸締りだけしておけ。
あとはセキュリティーが働いてるから
何かあれば駆けつけてくれるし。」

「遅くてもいいから 帰ってきてよ!!」

「は?俺は今日デートなの。
女の家に泊まる。とうさんと同じ。」

「ん?」

「とうさんの旅行は女と一緒だよ。」

ドキンとした。

「え?そうなの?」

「一人で行くか?普通・・・・
美女チームの一人を誘って行くんだって
秘書もやってんならそっちも管理したら?」

司の意地悪な言葉に心が折れた。

「とうさんを美化すんなって
って言ってもおまえみたな天然記念物には
ちょっと過酷かもな~。」

朝陽さんが女の人と旅行・・・・・・
その事実だけでも 心が壊れそうだよ・・・・・。