Kiss Kiss Kiss

目が合うたびに　意味深に笑う司

もう絶対許さない！！！

「司　夕日ちゃんがせっかく
作ってくれてるんだから弁当ちゃんと
食べなさい。」

司が私の顔を見て眉をしかめた。

「こいつイラナイって言ってんのに
作るんだし　俺は別に食べなくても平気だし」

「朝陽さんいいんです。
お弁当残ってくるのにはもう慣れました。
どうせ前の晩の残りだし・・・・食べ物を
粗末にする人には今にきっと天罰が下ります。」

にらみかえした。

「司　夕日ちゃんには
優しくしてやってくれよ。」

「とうさんみたいにはできないな～
勘違いして入れてもらえなくて悲しむ女が増える。
ある意味　残酷だよ。
誰にでもいい顔しすぎなんだ。
特にブスには同情して優しくすると
本当のとうさんを知ったとき　傷つけるよ。
とうさんの優しさは　優しさじゃない　罪だね。」

「ちょっとブスって私のこと？」

もう我慢できない

「え？おまえ自分がブスなのわかってんの？」

「あんたがブスブスっていうからでしょ？
あんたなんてね女の腐った顔して
朝陽さんのこと否定もできないから
人間としても男としても足元にも及ばないわ！！」

「ほらとうさん
ここに一人可哀そうなブス……
必要以上に優しくするなって……」

「もう～～～あったまにきたぁ～～～！！！」

ブスブスってもう！！！
知ってるわそんくらい！！！